平成29年度補正予算「省エネルギー設備の導入・運用改善による中小企業等の生産性革命促進事業」の公募概要について、実施団体(sii)の資料や説明会での内容などから紹介します。
今回の公募では「見える化装置」の導入が必須となっており、省エネでまこん(FEMS)の仕様・機能は要件を満足しています。
■ポイント
- 見える化装置は必須
- 設備導入後に「省エネ診断」を受診
■対象
A.補助対象設備
- 高効率照明
- 高効率空調
- 産業ヒートポンプ
- 業務用給湯器
- 高性能ボイラ
- 高効率コージェネレーション
- 低炭素工業炉
- 冷凍冷蔵設備
- 産業用モータ(モータ単体、ポンプ、圧縮機など)
B.見える化装置
- 更新した省エネ型装置のエネルギー量を計測・蓄積できること
- 30分または1時間単位(検討中)で計測・蓄積できること
- 1日ごとのデータは13か月蓄積できること
- 計測機器(電流・電力計)、通信機器(ルータ、無線装置)、制御機器、データ集約機器(サーバ)など対象範囲
■スケジュール(時系列)
- 公募期間 平成30年3月20日(火)~4月20日(金)
- 交付決定 平成30年6月中旬
- 事業完了 平成30年10月31日(事業期間は4.5か月)
- 事業報告 平成30年11月12日(または事業完了から30日以内)
- 補助金支払い
- 省エネ診断の受診
- 成果報告書の提出(2020年5月26日) データの提出など
■その他
- 設備購入費の1/3を補助(補助額は30万円~3,000万円。設計費、工事費等は除く。)
- 採択(評価)は、省エネ量・省エネ率、費用対効果など
- 入札で選定した設備納入事業者を申請代行者とすることが可能
- 3者見積は、設備費のみでも可(工事費等は要求しない)
- 「省エネ診断」については検討中(3月12日時点)
- 予算額 約78億円(省エネ診断等も含む)
B.見える化装置について~「省エネでまこん(FEMS)」のご提案~計測点数が多い場合などには、自動で収集・蓄積、エクスポートできる「省エネでまこん(FEMS)」のような管理が楽な見える化装置を導入してはいかがでしょうか。標準化されたシステムであり、現場計測器の信号取り込みはMODBUSを採用しているため、工事費の低減や納期の短縮などメリットがあります。 |