コンプレッサの力率

コンプレッサの消費電力と力率(【NEW】2021年6月)

本項ではコンプレッサの消費電力と力率との関係について計測した結果を紹介します。コンプレッサはインバータ式(15kW)、工場で使用されており圧縮空気の用途先としては一般的な機器・装置です。

ある日の8時~18時までの、5分ごとのコンプレッサの電力と力率の関係を散布図(図1)に落としてみました。この日の負荷状況は図2を参照ください。

図1 コンプレッサ力率

解説

図1より、コンプレッサは負荷率50%~80%の間を変動しており、この負荷率の範囲において電力と力率の間にはきれいな相関が見られます。近似式(図中)に、代表的な負荷率を代入したときの力率は下表となります。

負荷率(%) 力率(%)
50 79
(53) 80
60 83
70 86
80 90

なお、本例では強い相関がみられましたが、同一メーカでも機種・型式により負荷率と力率の関係は微妙に異なるものと思われます。また、計測点はコンプレッサの電源ライン(圧縮機、ドライヤ、ファンなど含む)です。

補足

1)当日の30分ごとにプロットした消費電力(負荷率)と力率のグラフを載せておきます。

図2 コンプレッサ負荷状況(30分ごと)

2)計測回路はコンプレッサの圧縮空気漏れの「コンプレッサ回路」と同じです。MODBUS対応の電力計測器を使用しており、消費電力以外に力率、電流、電圧なども同時に計測でき、便利です。

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